学校で習った知識と技術は世の中に通用するのだろうか。自分のファッションの感性やレベルはどの程度なのだろうか。そんな疑問や不安に答えてくれるとともに、さらなる飛躍へのステップとなるのが、外部デザインコンクールへの出品です。
毎年、数多くのコンクールが国内をはじめ海外で開催されており、本校では学生のコンクール参加を積極的に応援しています。そして、多くの学生がコンクールでの入賞・受賞を獲得し、ファッション界から大きな注目を集めています。
作品作りにとことんこだわる。
コンクールを通じて勉強。
ファッションデザイン科2年
平岩 早
掛川工業高等学校出身
「人はすぐに美しいものを欲しがって、蝶や花などの生きものを容易く殺して見世物にする。命を奪われたものの無念も知らずに...。果たしてそれが本当に美学と呼べるのか?」というのが今回の作品テーマ"標本美学"のコンセプトです。
特にこだわった点はシルエットや染色、蝶のペイントです。実際の作品の製作の際はトワルを何回も組み直しましたし、オリジナルな世界観を出す為に、全て手で染めたり描きました。
シルエット作りでは先生方のアドバイスでどんどん私のイメージに近付き、とても勉強になりました。
コンクールヘの参加を通して分かった
先生方や友人たちの存在の大きさ。
ファッションデザイン専攻科
壽浦麻美
鹿児島県純心女子高等学校出身
400枚近い手袋をすべて縫うことになって、これが一番たいへんでした。今回のコンクールのテーマが「モード&インダストリー」ということで、私は「手袋のドレス」を作ろうと考えました。手の保護のための手袋をからだの保護へと変化させたワンピースです。しかし全面に手袋をつけると、どうしても重いイメージになるため、色で柔らかさと軽さを表現しました。幸運にも入選することができましたが、ほかにも多くの収穫がありました。とくに、理解してくれる先生方や友人たちの存在なしに、作品を作り上げることは出来なかったことに気づきました。この3年間を振り返り、ODAに入学して本当に良かったと思います。
ODAでなら今までのどの生活より忙しく、そして充実した時間を過ごすことが出
来ます。きっと自分へ挑戦することの素晴らしさを学ぶことができると思います。
たくさん見たり聴いたり感じたりして、
自分の世界を広げることが大切
ファッションデザイン専攻科
新井 希
埼玉県伊奈学園総合高等学校出身
コンクールのテーマというと明るい夢のあるものが多い中で、私が敢えて選んだのは、「歪み」「壊れる」「復讐」といった暗いイメージの言葉でした。独創的な作品を作るためには、そのテーマから変えたほうがいいと考えました。少し行き過ぎかなと思いましたが、極端なテーマのほうが発想しやすいと思ったのも確かです。
でも言葉を形にする作業は思っていた以上に大変でした。自分の力のなさを感じるとともに、今は私を支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。ところで、皆さんにとってもこれから起きるすべてのことが、服やデザインにかかわってきます。毎日、いろいろなものを見たり聴いたり感じたりして、自分の世界を広げてほしいと思います。
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